日本ハム宮西尚生投手が、日本新記録となる274ホールド目を挙げた。

 延長10回に登板。角中、岡田、鈴木という左打者3人を、きっちり抑えた。これで巨人山口鉄と並んでいた通算ホールド数が歴代単独1位となった。「山口さんの記録は目標にしていた。その数字を抜かせたのは、すごくうれしい」と、振り返った。

 これまで一番思い出に残る登板はと問われた宮西は「これだけホールドを挙げていても、思い出に残っているのは打たれている試合ですね。それをバネに、ここまでやってきた」と、中継ぎ一筋で通算601試合を投げ抜いてきた左腕は胸を張った。

 今後へ向けては「300という目標もある」と、通算300ホールド達成を次の通過ポイントに設定。「そこまで、1つ1つ、しっかりチームに貢献出来るようにしたい」と、前を向いた。