中日が2連勝した。2点を勝ち越された直後の6回に打線がつながり、再逆転に成功した。

 2点を追う6回の先頭打者は投手の吉見。直前に2点を先行されたが、森繁和監督(63)は「球数(76球)的にもまだいけると思った」とそのまま打席に立たせた。吉見は倒れたが、1死から大島、京田の連打でチャンスを作り、3番平田が適時打でまず1点。2死後、アルモンテの逆転2点二塁打が飛び出した。吉見は逆転したあとの7回を3人できっちり抑え、試合の流れをキープした。

 「(5回まで)投手戦で少し息苦しかったけど、先に点を取られて試合が動き出すかなと思った。吉見に代打を送らず1死になっても1、2番のどちらかが出れば、と考えた。1、2番が出るとクリーンアップも何とかしようとなる。期待している打順で、走者がいるとね」。思惑通りの逆転劇を振り返った。