10年以来、ナゴヤドームでの広島戦無敗だった吉見一起投手(33)を先発に送り、後半戦白星発進を狙ったが、かなわなかった。

 吉見は7回途中まで3失点と粘ったが、打線が不発。6回、内野ゴロの間に1点を返したものの、なお1死一、三塁や8回の好機も後が続かなかった。「結果的に1点を取れず、1点を与えた。大量失点につながらなかったのが救いだ」と、森監督は話した。

 9回に5番手で登板し、4四球を出して1失点だった田島には渋い表情。「他にも投手はいるし、チャンスを与えることもしないといけない」と森監督。近藤投手コーチも「去年までクローザーをやってきた選手。そこに戻ってもらわないといけない選手。自分が納得するまで、やってきて欲しい。時間はたっぷりある」と、2軍再調整の方針を明らかにした。