阪神は今季5戦5勝と好相性の敵地に乗り込んだが、序盤に頼みの先発秋山が大量失点すると、押し切られた。

 金本知憲監督も声を絞り出しながら「う~ん、ちょっと序盤に打ち込まれる試合が増えているな」と嘆くしかなかった。

 序盤に頼みの先発秋山が大量失点すると、ズルズルと押し切られた。

 「う~ん、ちょっと序盤に打ち込まれる試合が増えているな」。

 打たれた13安打のうち7安打がファーストストライク。初球から振ってくる打線に正面から勝負して打たれた。

 「感じるというかな。もうちょっと感じて早く察知して。以前もあったしな、そういうこと。難しいけどな。ボールから入って、またすぐファーストストライク来るんだから、難しいとは思うんだけど。何か、工夫というのは欲しい。経験だけどね」。

 皮肉にも金本監督が前半戦総括で指摘した課題が浮き彫りになった。

 「守備面でのミスからの失点と打つ方ですかね。得点力不足というのが一番。上げていかないことには、どこにも打開策はない」。

 前半戦終盤に奮闘した陽川も3試合連続無安打と下降線。今日21日には骨折離脱していた糸井が戦列に復帰するが4番を託す方向だ。

 「打てなくなるだろうというのは想定の範囲。そこで彼がどうするかを、いま見ている。どういう工夫を見せるのか。例えばエラーしたあとの打席とかね。切り替えられるかどうか」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -先発秋山は制球が甘くなった

 金本監督 そやね。コントロールで生きてきた投手やからね。全部、外に構えても中に入ってくるし、インコースに構えても中に入ってくる。ちょっとコントロールを乱しているわな。

 -陽川は今後も4番

 金本監督 他にいないでしょう。

 -糸井もいるが

 金本監督 まあ、いきなりやからな。

 -ナバーロの中堅は適性を見る意味合いも

 金本監督 糸井が帰ってきたときの想定もあるし、準備という意味でね。

 -糸井が2軍で2ランを放った

 金本監督 守りとか、どうかやな。動きが。