またしても先発投手が崩れてしまった。ソフトバンク摂津正投手(36)がこの日、楽天戦に先発。プレーボール直後の先頭打者・田中に左翼席へ9号ソロを被弾。続く茂木に四球を与えると、2死後から銀次、アマダーの連続適時打など3点を失った。

 前回登板した21日の日本ハム戦(札幌ドーム)でも、中田に2ランを浴びるなど初回に3失点。2試合連続で立ち上がりからつまずいた。

 制球が定まらず2回にも1失点。3回2死から連続四球を与えたところで降板となった。「チームにいい流れを持ってきたかったのですが、初回から自分の投球ができず、苦しいピッチングになってしまった」とうなだれた。

 前日(27日)はバンデンハークが4回まで無失点ながら、5回に一挙5失点で逆転された。後半戦がスタートして先発が白星を挙げたのは連勝した16、17日の西武戦(ヤフオクドーム)だけ。昨年王者が苦しい戦いを強いられている。