楽天岸孝之投手(33)がソフトバンク打線を5安打1失点に抑え、昨季を超える9勝目を挙げた。西武時代の13年以来、5年ぶりに自身8連勝を飾った。「先週の反省を生かしてしっかりストライクで勝負できた。(打線が)初回から点を取ってくれたので、その流れに乗れた。気持ち良く投げられた」と振り返った。

 前回登板した21日の西武戦では、7回途中まで投げて7失点で降板した。勝敗がつかず、連勝記録は途切れなかったが「それは結局、自分が点を取られても追いついてくれて、負けが付かなかっただけ。特に先週は自分の責任と分かっていた。今週は自分1人でいければと思っていた」。最初から完投を狙ってマウンドに上がっていた。

 これでチームは後半戦9勝1敗と絶好調で、5位オリックスに3・5差と迫る。平石洋介監督代行は「まだまだ。浮かれるつもりはない」と話した。