阪神大山悠輔内野手が決勝打を放った。

 同点の8回無死満塁で打席に立つと6球目の151キロ直球をはじき返した。中前に押し込む決勝打に「正直打ったとき覚えていなくて、ヒットになってくれてよかったなと思います」と胸をなで下ろした。

 キーになったのは5球目に引っ張り込んだ痛烈ファウル。「ファウルが(三塁走者の)中谷さんに当たったので、ちょっとあれで緊張が解けたかなと思います」。先輩への直撃ライナーが心に余裕を生んでいた。