DeNA先発の浜口が、5回8安打2失点と粘りの投球で自身の連敗を3で止め、7月25日(中日)以来の2勝目を挙げた。4回は2死から3連打で満塁とされたが、1打席目に本塁打を浴びたヤクルト山田哲を136キロのスライダーで空振り三振に切った。序盤からチェンジアップを狙われ「自信を持って腕を振った」と直球2球で追い込んで仕留めた。

今季初の中5日の先発は、昨季10勝を挙げた左腕の復調を願うラミレス監督からのメッセージだった。指揮官は試合前に「この試合に選んだ意味を、言葉ではなくて感じて欲しい」と言った。登板間隔を詰めて、CS進出のためにも勝利したい3位ヤクルトとのカード初戦にぶつけた。浜口は「とにかく勝つしかない。今Aクラスにいる相手」と期待に応えた。残り33試合。前日23日のルーキー東に続き、チーム浮上のカギを握る左腕の勝利で、チームは3連勝を飾った。