巨人は超攻撃的布陣も天敵広島にあと1歩及ばず、3連敗を喫した。

昨年後半戦にはまった二塁手マギーを、今季初めてスタメンで採用。岡本、阿部、ゲレーロの長距離砲4門が初めてそろい踏みした。初回は坂本勇の投手強襲の一打を足掛かりにマギーの犠飛、岡本の球団の高卒4年目では坂本勇以来となる80打点目の適時打で先行した。

2点を追う6回も坂本勇、重信の連続適時打で同点に追いついた。一定の機能を示したが、9回2死満塁で長野が三ゴロに倒れ、サヨナラ機を逃すなどひと押しできなかった。最後はイニングまたぎのアダメスが延長10回に4四球(申告敬遠含む)で押し出しを与え、力尽きた。高橋監督は「追いついたところで追い越すのか、最後のチャンスで決めるのか」と決定力を求めた。広島戦は5勝15敗1分け。2位ヤクルトとも2・5ゲーム差。CS進出となっても壁は険しい。