巨人が広島に完膚なきまでにねじ伏せられた。奥の手でもカード3連敗を阻止できなかった。坂本勇を2番に据えた。1、3番が主戦場の主将を球団史上ワーストの13連敗を止めた昨年6月9日の日本ハム戦以来の位置に置き、望みをかけた。初回1死から右中間突破の二塁打、2点を返した5回2死一塁で中前打でつないだが、後続が続かない。決定的な起爆剤となる前に9回に池田が崩れ、3失点で勝負はついた。

高橋監督は「結果として勝てなかったので、すべてがつながったとは言いにくいかもしれない。ただ、いろいろなことをやっていかなきゃいけない」と話した。打率3割を超える重信を1番に据え、バント不要の2番坂本勇で攻撃性を高めたが、重信は犠飛は放つも4打数無安打。手を尽くすも、広島の圧倒的な力の前に無力化された。2位ヤクルトとも3・5ゲーム差。CS圏死守が当面の現実的な目標となりつつある。