西武主催の「第4回ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会2018」の決勝戦が2日、埼玉・大宮第二公園で行われ、TOKYO LEGEND FELLOWSが8-4で国士無双を下し、初優勝を飾った。

大会の最優秀選手に選ばれたTOKYO LEGEND FELLOWSの石井康二選手は「とても楽しんでプレーすることができ、また最優秀選手にも選んでいただき、とてもうれしく思います。今年は、東京都江東区の中学校にグラウンドをお借りするなど、チームとしてもよく練習をして大会に臨むことができました。これからは車椅子ソフトボールがパラリンピックの種目に近づくように、また障害者の方と健常者の方が一緒に楽しむことが出来るスポーツとしてより広まっていけば、と思っています」と話した。

西武は13年より、日本車椅子ソフトボール協会のスペシャルサポーターに就任。同じ野球型スポーツである「車椅子ソフトボール」を支援している。

決勝戦前には、西武居郷球団社長が、アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかを本大会の「スペシャルナビゲーター」に任命した。試合直前には、居郷社長と猪狩との1打席対決が行われ、猪狩が三塁内野安打を放ち、会場を沸かせた。

西武ファンでもある猪狩は「ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会のスペシャルナビゲーターに就任させていただきました。今日、初めて車椅子ソフトボールに触れましたが、すごく迫力があって魅了されましたし、すごく勇気をもらいました。私は車椅子生活になってまだ間もないですが、これからいろいろなことに挑戦していきたいと思います。居郷社長との1打席対決ではランニングホームランを打つと意気込んでいましたが、少し大口をたたいてしまいました(笑い)。それでも会場の皆さんからの声援がすごくうれしく胸に響きました。9月9日には私自身、2度目の始球式をメットライフドームでさせていただきますので、ノーバウンドで届くように頑張ります!」とコメントした。