ソフトバンク工藤公康監督(55)が、7回1失点で2勝目を挙げた大竹耕太郎投手(23)を絶賛した。

工藤監督は「見ていても、とても上(1軍)に上がって1カ月の投手とは思えない。自分のペースで投げている」と驚いたように話した。7回のうち1回から6回までは毎回安打を許したが、マウンドさばきのうまさを評価した。「けん制のタイミングとか、走者を出しても慌てずに冷静に走者と打者の兼ね合いを考えながら、セットに入ってすぐ投げるなど、すぐには考えつかないこと、経験してできることができている。たいしたもの」と、済々黌、早大で大舞台を経験してきた左腕をほめた。

8回に味方が勝ち越し、大竹に2勝目がついた。試合がなかった首位西武とは再び4ゲーム差に迫り、工藤監督は「みんなで勝ち取った勝利」と喜んだ。