日本ハム清宮が今季中はDHに専念することが12日、分かった。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で全体練習に参加も、冒頭のシートノックには参加しなかった。右肘炎症のため7月3日を最後に守備での実戦機会がない。球団関係者も「本格的な守備練習はシーズン後になりそう」と説明。シーズン最終盤やポストシーズンは指名打者や代打としての起用が濃厚だ。

すでに患部の痛みはないが、守備復帰へは慎重に歩を進めている。金子内野守備コーチとのキャッチボールでは再発防止へスローイング動作の手ほどきを受けている。清宮は「体重移動の仕方や、右腕を後ろに引きすぎることがあるので、そういうのを意識しながらやってます。日によってバラつきがあるので、まだまだかなと思います」と、現状を話した。球団も大きく育てるために焦らず手順を踏む構え。外野手や一塁手の中田が故障するなどの有事が起きない限り、残り試合は打撃に集中する。