「スカイマークデー」が甲子園を盛り立てた。

阪神-ヤクルト20回戦が行われた14日、航空会社スカイマーク客室乗務員の前田尚子さんが始球式に登板した。当初は5月に予定されたが雨天中止、6月も降雨、この日は「3度目の正直」で実現にこぎつけた。

前田さんは地元兵庫の社高出身で、高校時代は陸上部マネジャーだった。04年センバツに出場した際はスタンドで応援した体育会系CA。マウンドからのオーバースローは、阪神坂本のミットには届かなかったが、スタンドから大きな拍手を浴びた。

金本監督、鳥谷のファンという前田さんは「緊張しました。練習では届いていたのに…。絶対にノーバウンドで投げたかったので悲しいです」と残念そうな表情を浮かべながらも、「阪神にはスローガンの執念で最後まで頑張ってほしいです」と話した。

17年度定時運航率1位のスカイマーク社は、98年に「羽田-福岡間」で就航を開始して以来、今月9月19日で20周年を迎える。メモリアルを記念して特別デザイン機「星空ジェット」を運航。阪神を応援する「タイガースジェット」もファンから人気で評判になっている。

スカイマーク社広報PR室・天野美香室長は「弊社は神戸空港に力を入れていますので、これからもタイガースを応援してまいります」と話した。甲子園に駆けつけた佐山展生会長も「ぜひとも3位以内に入ってほしいです」とスタンドから見守った。