新潟医療福祉大は勝ち点を逃した。1勝1敗で迎えた山梨学院大との第3戦を1-2で落とした。

山梨学院大の小林永人投手から、相手の倍の8安打しながら、要所を抑え込まれた。得点は9回の1点だけ。延長12回タイブレークの末、敗れた15日の第1戦と同じ投手を打ち崩せなかった。「いい試合はできるようになっているが…」と話した佐藤和也監督(62)は「悔しい」を連発した。

ベンチとスタンドが最後に沸いたのは0-2の9回。先頭の代打・小泉竜成内野手が右翼線の二塁打。塁上で雄たけびを上げ、反攻の糸口を作った。「投手陣が頑張っていたので、何でもいいから塁に出たかった」。その思いを表すような総力戦。つぎ込んだ投手は4人。代打、代走など投入した野手は8人だ。しかし勝ちには届かなかった。佐藤監督は「こういう試合に勝てれば上位にいける」と話した。