巨人キラーのDeNA東が、雨が呼び込んだ6度目の巨人戦に挑む。

先発予定だった26日阪神戦(甲子園)が雨天中止となったが、翌日にスライドせず、28日巨人戦(東京ドーム)で登板することが濃厚。ラミレス監督は「そのオプションはある」とし、新人では初の5戦5勝で記録更新中のルーキー左腕が託される。東は「6戦6勝のことよりも、菅野さんに投げ勝つことに集中したい」と気持ちを高ぶらせた。

予想されるエースとの投げ合いが、モチベーションにつながる。「球界を代表するエースなので。接戦になると思うけど、粘り強く長いイニングを投げたい」。同い年の平良が、菅野に投げ勝った15日の試合をベンチで見守っていた。「それに続きたい。チームの波に乗って、さらに自分が乗せていけるようにできれば」。直近10戦8勝のチームに勢いを借りながら、さらに加速させる。

もともと、雨で流れた4日の試合が28日に組み直された。さらにこの日の雨天中止で6連勝の挑戦権が巡ってきた。「3位争いをしているので気持ちの余裕はない」と、慢心はない。恵みの雨で単独3位をたぐり寄せる。【栗田成芳】