西武が10年ぶりの優勝を果たした。就任2年目の辻発彦監督(59)は投手陣をやりくりしながら、ほぼ固定した打線で打ち勝つ野球を押し通した。開幕日からオール1位の優勝は史上5度目でパ・リーグでは62年東映以来56年ぶりの快挙だ。

<パ敗軍の将かく語りき>

◆ソフトバンク工藤監督 西武は打撃。うちの投手陣でも抑えられなかった。終盤のメットライフドームでは投手が先制点を取られリズムに乗れなかった。

◆日本ハム栗山監督 最初から首位を走ってプレッシャーの中で最後まで頑張りきった。勝負どころで、みんなが調子を上げたすごさは敬意しかない。

◆オリックス福良監督 下位でも長打があり、どこからでもビッグイニングを作る。攻撃的に点を取りに来る強力打線がシーズンを通して機能していた。

◆ロッテ井口監督 点を取っても何倍も取り返される試合が多かった。プラス1番、2番、9番の足。本塁打も多く1発で逆転された。理想の打線。

◆楽天平石監督代行 打線は1つも、2つも抜けていた。どこからでも火が付く感じ。春先良くていつか落ちるかと思ったけど、そのままの勢いだった。