ソフトバンク松田宣浩内野手が、長くチームメートとしてプレーしたロッテ大隣を送り出した。

ベンチから後輩左腕の勇姿を見守り「ここで最終戦ができて良かった。胴上げもできたし良かった」としみじみ話した。試合後には率先して両チームでの胴上げの指揮を執り、7回上げようと回数を決めた。「そういうところは、主導しないとわからないから」と思いやりを見せた。

実は試合前には、大隣と対戦する1番打者での出場を首脳陣から提案された。だが松田宣は「そこは真剣に。まだシーズンが終わっていないし、それは違うと思った」と固辞。特別感を演出するより、真剣勝負の空気の中で送り出したいという思いが表れていた。