U23(23歳以下)ワールドカップ(W杯=19日開幕、コロンビア)に出場する日本代表が14日、出発前最後の実戦となる東京ガスとの練習試合を行った。

U23侍ジャパンは5回2死から、この日1番に抜てきされた宮沢(新日鉄住金かずさマジック)が左前打で出塁し、盗塁。続く2番島田(阪神)が右前適時打を放って先制した。

島田は7回2死二、三塁の場面でも2点中前適時打。チームの全得点をたたきだして勝利に貢献した。

試合は9回終了後、タイブレークの練習として延長10回も行い、両チームともに無得点だった。

試合中、ひときわ大きな声援を浴びていたのが9回と10回に登板した鈴木(オリックス)。都立雪谷出身で、家族や友人、これまで所属したクラブや高校の関係者らが勢ぞろいし、バックネット裏の観客席は同投手のファンで埋め尽くされた。

「球が荒れていたので危なかった」という鈴木は9回に四球を出したが併殺で切り抜けて無失点。タイブレークの10回も無死一、二塁から相手のバントを素早く三塁へ投げて二塁走者を補殺するなど、無失点でしのいだ。

試合後は「すごいたくさんの方が応援に来てくれていて、本当にうれしかったです」と感謝の言葉を口にしていた。