今月25日のプロ野球ドラフト会議を目前に控え、日大国際関係の最速150キロ右腕、続木悠登投手(4年)が、現在の心境を語った。「どうなるかは分かりませんが、自分にできることはやってきました。あとは待つしかありません」

今秋は、小沢拓馬投手(4年)との先発2本柱でマウンドを守ってきた。7勝1敗、防御率1・17。リーグ7季連続優勝に貢献し、初めて最高殊勲選手(MVP)を受賞した。目標のプロ入りに向けて「最後のアピールの場」として臨んだ東海地区選手権は、登板のなかった2位トーナメント決勝で敗退。目標だった明治神宮大会への道は絶たれたが、「東海でも真っすぐは通用しました。もっと伸ばせるようにしたいです」と話している。

現在までにソフトバンク、中日、DeNAの3球団から調査書の記入依頼が届いており、続木も「(12球団)どこにでも行きます」。東都大学リーグの日大監督時代から多くのプロ選手を輩出した和泉貴樹監督(64)も、続木について「体に力があるし、(プロに)行っても使えると思うよ」と評価。前日21日に大学野球生活を終えたばかりの続木だが、練習を続けながら「運命の日」を待つ。【鈴木正章】

◆続木悠登(つづき・ゆうと)1996年(平8)7月2日、横浜市生まれ。中和田小1年から野球を始める。中和田中では横浜泉中央ボーイズ所属。横浜商大高では1年秋からエースで3年夏は初戦敗退。日大国際関係では、2年秋から先発に定着した。右投げ右打ち。家族は両親と兄。182センチ、84キロ。血液型B。