日体大の東妻(あづま)勇輔投手(4年=智弁和歌山)は、ロッテから2位指名を受けた。

名前が呼ばれると、パブリックビューイング会場に駆けつけた野球部員150人や、学生らから歓声があがり、東妻は頭を下げた。

チームメートでもあり、ライバルでもある松本航投手(4年=明石商)が西武に1位指名を受けてから約50分後、ついにその瞬間が訪れた。

東妻は「小さい頃から夢だったプロ野球選手なので、うれしいです。すごく緊張して、ドキドキしていた。2巡目に選んでいただいて、ありがたいです。両親、祖父母に連絡をしたいです」と喜んだ。ロッテの印象については「(首都大の)リーグの先輩である佐々木千隼さんがいらっしゃるので、同じリーグの先輩がいるのでやりやすいと思います」と明かした。プロ1年目の目標については「開幕から1軍のベンチに入れるように頑張ります」と宣言した。

東妻は、即戦力右腕としてドラフト上位候補として名前が挙げられていた。3年秋にノーヒットノーランを達成。昨秋の明治神宮大会優勝投手でもある。