大商大の太田光(ひかる)捕手(4年=広陵)は楽天から2位指名を受けた。ウエーバーの1番手で名前を読み上げられると、笑顔でガッツポーズ。東大阪市の学内で一緒にその瞬間を待っていた野球部員135人らの大歓声に頭を下げて、こたえた。

「無事指名していただけてうれしいです。楽天さんはファンとの距離が近い、すごく人気のあるチームという印象です」。目標として具体的な選手名は挙げず「オリジナルを確立したい。キャッチャーとしての能力をアピールしていきたい。たとえば盗塁を刺しても、負けてしまえば意味がない。チームを勝たせることができるキャッチャーが目標です」。色紙に「日本一の捕手」という言葉を書き込んだ。

一方で、さすが「爆笑問題」の太田光(ひかり)と“同姓同名”だ。自身は2位指名だったが、太田椋内野手(3年=天理)がオリックスの外れ1位としてテレビ中継で「太田…」と読み上げられると、場内は一瞬「お~!」と盛り上がり、直後「…椋、内野手、天理高校」の音声が流れるや、爆笑に包まれた。

「爆笑問題の太田さんは、ズバズバ意見を言う方。とてもおもしろい方と思います。名前が同じというのはうれしい。将来は太田光と言えば『どっちの太田』と言われるようになりたい」と笑顔を見せた。