原辰徳新監督(60)が就任した巨人のドラフト1位は、八戸学院大(青森)の最速152キロ左腕・高橋優貴投手(4年=東海大菅生)だった。

公表していた大阪桐蔭・根尾昂内野手、立命大・辰己涼介外野手を立て続けに抽選で外した後の指名。北東北大学野球リーグで史上最多の通算301奪三振を記録したが、全国舞台の経験がない高橋本人にとっても驚きだった。「すごくビックリしていますが、4年間、ドラフト1位を目標に頑張ってきたので、努力が報われた。巨人は伝統があり強いイメージ。早く一軍のマウンドに上がり、先発ローテーションに入って、新人王を取れるように頑張りたい」と決意した。

全国的には無名だが、キレのある直球に加え、緩急をつけたスライダーが武器。今夏以降はテークバックを小さくする新フォーム形成にも取り組み、スクリューボールのキレや制球も増した。対戦した選手を問われると「学年が被らず、(早実時代の)日本ハム清宮選手と対戦できなかったので、やってみたい」と答えた。

 

◆高橋優貴(たかはし・ゆうき)1997年(平9)2月11日、茨城・ひたちなか市生まれ。田彦小3年から勝田スポーツ少年団で野球を始め、田彦中では友部シニアに所属。東海大菅生では1年夏からベンチ入りし、3年夏に西東京大会準優勝。八戸学院大では1年春からベンチ入り。憧れは阪神金本知憲前監督、藤川球児投手、巨人菅野智之投手。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。家族は両親と弟。血液型A。趣味はドラマ鑑賞。好きな芸能人は吉高由里子。好きな食べ物はすし(特に貝類)。