「甲斐キャノン」で流れを変えて9回に5点をかえしたが…序盤の失点が響き稲葉ジャパンが初黒星を喫した。

「2018 日米野球」(9日開幕、東京ドームほか)に出場する野球日本代表が、ヤフオクドームで台湾代表との壮行試合に臨み、1点差で敗戦。フル代表戦初黒星を喫した稲葉篤紀監督(46)は「試合から遠ざかった選手の試合勘を戻すために優先して起用した。台湾のピッチャーは良かったですし、バッターも振れていた」と言った。

データも映像もない初対戦の投手との戦い。国対応力が求められる中で、5回まで打線が無安打と沈黙。稲葉監督は「初球から振っていく姿が見られたのはいいこと。ボールを見るのではなく振ってタイミングや軌道を見極めていた」と言ったが1点が遠かった。5回に5点を先取され、8回に喫した1失点も響いた。国際試合の厳しさを感じながら、本場メジャーリーガーとの対戦に向かう。