最速141キロ左腕、阪神ドラフト5位指名の川原陸投手(3年=創成館)が8日、長崎市内のホテルで仮契約交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約した。

会見に臨んだ川原は「やっとタイガースの一員になれたという実感がわきました」と少し緊張気味に口を開いた。春夏ともに甲子園に出場。センバツは8強も夏は初戦負けだった。

「悔しい思いをした球場なので、プロになってからは活躍できるようになりたい」とキッパリ。仮契約交渉の場に臨んだ母えりかさん(39)に「恩返しをしたいので、甲子園で勝てる姿を見せたい」と女手一つで育ててもらった感謝の気持ちをマウンドにぶつけるつもりだ。