世界のゴジラの前で豪快なアーチを-。侍ジャパンの4番山川が今日開幕する「2018 日米野球」(東京ドームほか)を前に8日、都内で行われた希望練習に参加。「ジャパンのために結果を出すことが第一優先ですが、あの松井さんに、ちょっといいところを見せたい気持ちもあります」と目を輝かせた。

少年時代の鮮烈な記憶がある。04年に東京ドームで開催されたヤンキースと巨人の親善試合を生観戦。「松井さんが高橋尚成さんからバックスクリーンの右にホームランを打って。生で見て、あれは本当に強烈だった。今でも頭の中で映像が流れてますから」。大興奮したヒーローの1発を思い起こし、ホームラン打者の本能がうずいた。

フル代表初の4番を託された7日の台湾戦では3三振を含む無安打。「結果が求められるので、できる限りの準備をしたい」と秋山、森、源田とフリー打撃で打ち込んだ。侍の主砲として挑むメジャーリーガーとの戦い。「自分も強烈なのを残したいですね」と闘志を燃やした。