第47回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式が29日、都内のホテルで行われた。受賞にまつわる数字を紹介する。

◆日本ハム26年連続受賞 中田翔が一塁手で2年ぶり3回目、西川遥輝が外野手で2年連続2度目の受賞。日本ハムの選手は93年(田村藤夫捕手、広瀬哲朗遊撃手)から毎年必ず1人は受賞している。92年は佐々木誠(ダイエー、外野手)以外の8人が西武勢だった。今季はヤクルト、オリックスが受賞なし。

◆二塁手補殺パ新記録 ロッテは中村奨吾がチーム唯一の初受賞。パ・リーグの二塁手新記録となる486補殺を記録した。従来の記録は16年田中賢介(日本ハム)の476。

◆三塁手最多更新 ソフトバンク松田宣浩は6年連続7度目の受賞。並んでいた掛布雅之(阪神)と岩村明憲(ヤクルト)を抜いて、三塁手として単独最多受賞となった。

◆遊撃手補殺新記録 初受賞の西武源田壮亮は遊撃手としてプロ野球新記録の526補殺。従来の記録は48年杉浦清(中日)の502補殺。5年連続受賞だった今宮健太(ソフトバンク)を止めた。

◆ノーエラー DeNAロペスは3年連続4度目の受賞。871刺殺、75補殺、76併殺がありながら失策は0。一塁手の守備率10割は2リーグ制後で初。

◆セ二塁手最多受賞 広島菊池涼介は6年連続6度目の受賞。二塁手で6度は荒木雅博(中日)に並ぶ最多タイ。パは辻発彦(西武、現監督)の8度が最多。

◆久々 DeNA宮崎敏郎は三塁手で初受賞。DeNAの三塁手では99年進藤達哉以来19年ぶり。

◆広島の二遊間は初 広島は二塁で菊池、遊撃で田中広輔が受賞。広島の二遊間が同時受賞は球団史上初。広島の遊撃手は、95年野村謙二郎、10年梵英心に次いで3人目の受賞。