日本の主砲が、メジャーへの夢を打ち明けた。DeNA筒香嘉智外野手(27)が11月30日、横浜市内の球団事務所で行われた契約更改交渉の場で、ポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍の容認を球団側に求めた。海外FA権の取得は、順調にいけば21年シーズン中。ポスティングを利用すれば前倒しの移籍が実現する。侍ジャパンの中軸を担うが「小さい頃からの夢」と語った舞台へ駆け上がる階段が見えてきた。

筒香のメジャー挑戦の意向を球団は冷静に受け止めた。契約交渉の場で本人から伝えられた三原球団代表は取材に応じ「将来的にメジャー挑戦してみたいという話が彼からあったということ。それ以外の話は何もしていません。彼にそういう意向があることは分かりましたので、真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。岡村社長も「大切な選手であるし、本人の気持ちも大切にしたい。まずは、よく話し合うことを大事にしたい」と、移籍容認に含みをもたせた。