北東北大学野球リーグ史上初の10連覇を達成した富士大(岩手)の西武ドラフト7位佐藤龍世内野手(21)と楽天8位鈴木翔天投手(22)が5日、岩手・花巻市の若葉保育園を訪問した。キャッチボールなどの野球だけでなく、鬼ごっこなどでも園児と交流した。

佐藤は園児から、いきなり「パパ~」と呼ばれるほど愛された。自身にも弟、妹がいるだけに子ども好きで、「1軍に上がらないと、野球をする姿をテレビで見てもらえない。『この前、一緒に遊んだお兄ちゃんだ~』って思ってもらえるように頑張りたい」。打撃練習では男女問わず、優しく丁寧に指導したが、最後には「ゴリラ先生」の愛称もついた。

イケメン鈴木は、園児だけでなく女性保育士からも黄色い声を浴びた。最初にキャッチボールを披露すると「キャー、格好良い~」とメロメロ状態。「打席に立ちたい」と名乗り出るほどの人気ぶりだった。給食も一緒の席に座って「久しぶりだし、おいしかった」と笑顔を浮かべ、「一緒に遊んだ子どもたちが将来に自慢できるような選手にならないといけない」と決意を高めた触れあいとなった。

園児らからは、ダンスや記念品のプレゼントをもらった。過去には小中学生の野球教室などを行ってきたが、保育園交流は初の試み。佐藤は「本当に楽しかった。早く結婚したいです。子ども欲しいです」と“婚活”宣言まで飛び出すほど、充実した時間を過ごした。