「世界の青木」と「神の足鈴木」の教えでパーフェクトランナーになる。巨人重信が9日、都内の早大安部球場で行われた「Hello WASEDA presents 現役のプロ・アマ選手と一緒に野球あそびをしよう」に参加。来季の目標に「目指すは100%」と盗塁成功率10割を掲げた。

足りない技術を学ぶ。今季は10盗塁企画中6盗塁で成功率60%。昨季の成功率71%(14-10)から10%低下した。来季はFAで丸が加入し、外野手争いが激化。1軍生き残りへ「塁に出てバッテリー、相手ベンチにプレッシャーをかけたい。成功率が求められる」と盗塁技術の向上を目指す。

憧れを手本にする。来年1月に同じ早大OBのヤクルト青木との自主トレを予定。昨年は打撃技術を聞き込んだが、今回は走塁技術について「数え切れないほど聞きたいことがある」と06年盗塁王の秘伝を盗む。また来季から就任する鈴木1軍外野守備走塁コーチからは「聞きに来たことしか教えない」と予告され、問題点を洗い出して聞き込みを深めるつもりだ。

ゆくゆくは「自分の特色を全面に生かしながら青木さんのようになりたい」と最多安打、盗塁王、首位打者を獲得できる選手になること。まずは走り回って、教えを乞う。【島根純】

◆盗塁成功率10割 シーズン20盗塁以上で盗塁成功率10割だったのは、02年仁志(巨人)が最後。同年は自己最多の22盗塁で、1度も失敗がなかった。仁志以外では01年松井(西武)も26盗塁で成功率10割をマーク。