日本ハムの2軍本拠地、千葉・鎌ケ谷に“輝星ガン”が設置される。大型ビジョンに表示される球速を測るスピードガンをリニューアル。米国にあるアプライドコンセプト社製の「ストーカープロ2」を導入する。球速が表示されない測定ミスがほぼない、精度の高さが売り。球団関係者は導入の経緯として「総合的な判断です」と説明した代物はメジャー30球団も本拠地で採用する世界基準の一品だ。

新兵器は年明けから導入予定。来季から加入するドラフト1位の金足農・吉田輝星投手(17)にとっても朗報だ。今季までは鎌ケ谷での試合中にスピードガンがうまく作動せず、球速が表示されないケースも多かった。投手の調子の善しあしを測るバロメーターの1つが球速。表示が常時安定すれば、選手自身の修正能力の向上、2軍首脳陣からの適切なアドバイスも可能になる。吉田輝ら有望な若手投手が多いチームにとっても、逸材の成長を後押しする改善となりそうだ。