阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)が22日、阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨み、来年のキーマンに鳥谷と藤浪を挙げた。

「鳥谷がどこまでやれるかがポイントと思っている。(若手を積極的に使った)金本前監督と逆行するようだが、勝たないといけない中で鳥谷というカードは絶対に必要。精神的なものでも。藤浪にはお前に任せた、ローテは外さない、200イニング投げてほしいからそのための準備をしてくれ、でいいと思う」

また伝説の甲子園バックスクリーン3連発を浴びせた元巨人槙原寛己氏(55)とともに、当時を振り返った。85年4月17日。槙原氏は3回にバースを公式戦で初めて投げたシュートで打ち取っていた。

「うまいこと落ちて…。うれしかったんでしょうね。7回も同じように直球から少し握りを変えてシュートを投げたら、全く曲がらずに半速球になってしまった」。掛布SEAも「バースの調子が悪いのはみんな知っていた。早くきっかけを作ってほしかった」とシーズンの中でも節目の勝負になったことを明かした。