日本ハム栗山監督が今季も鬼になると宣言した。「厳しくいくよ。本当に選手のためになるのは、どういうことか。去年も考えたけど、選手がどう思おうが、選手のためになると思ったら何でもやる」。選手の成長がチーム力の向上につながる。非情采配だって、選手の成長を促せるのならば迷わず断行する構え。3年ぶりの日本一奪回へ、昨季以上に、容赦なく厳しさを前面に出していく。

嫌われ役を、いとわない。「こんな怖い監督なんていない、くらいになる」と本気だ。15年には2年連続盗塁王を目指していた西川を、シーズン終盤に2軍降格させたこともある。あえて味わわせた悔しさは、不動のレギュラーへ成長する礎となった。チームには数年後に主力となるであろう楽しみな若手がゴロゴロいる。近未来の黄金期到来を見据えて、栗山監督が心を鬼にする。