長野の故郷、佐賀県の山口祥義知事も「がばいフィーバー」に期待した。7日、佐賀市内での西武辻監督の後援会による新春パーティーに参加。

前夜は鳥栖市内で広島緒方監督の3連覇祝賀会に出席した際に「緒方監督から『丸、新井、エルドレッドがいなくなって大変だけど、明日面白い選手を取るから』と言われたら、長野選手だった。佐賀でつながるなと」と明かした。

昨年は「かばいシリーズ」目前で西武がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで敗れ、実現しなかった。山口知事はスポーツ紙に佐賀県として広告を出す準備をしていた秘話を明かしつつ、同県出身の監督の対決は1958年の香川出身の西鉄三原脩監督、巨人水原茂監督以来と“トリビア”も披露。辻監督も「自分が生まれた年です」と驚いた。さらに辻監督と緒方監督の生涯打率は同じ2割8分2厘と不思議な縁のデータも合致した。山口知事は「西武は浅村選手、菊池選手がいなくなるが、監督は与えられた中で生かさないといけない。どう戦っていくかが佐賀県人の真骨頂でしょう」とエールを送った。