夫婦二人三脚で、プロ仕様のボディーを作る! 阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が7日、兵庫県西宮市内の大阪ガス今津総合グラウンドで自主トレを公開。この日は新人選手の入寮日だったが、「自分は寮には入らないことになりました」と悩んだ末の決断を明かした。

そこには夫婦の覚悟があった。近本は昨年に結婚した妻の未夢さんが「アスリートフードマイスター」の資格を取得したことを明かした。「栄養面が一番変わってくるかなと思う。寮に入らないとなれば、自分と妻で献立を考えていくしかない。そこは話し合っていきたいと思う」。この資格はヤンキースで活躍する田中将大の妻・里田まいらも取得している。近本自身も栄養管理には興味があった。「大学のときは母親と(食事)メニューを考えたりした。炭水化物もタンパク質もビタミン、ミネラルもしっかり取らないといけない。脂質も取らないと体は大きくならない」。

球団寮に入れば、栄養面の不安はないが、プロ1年目から夫婦での二人三脚を選んだ。未夢さんは中学時代の同級生で強力なパートナーだ。「今年は心配事が結構あると思う。でも、安心して。今まで通りに接してくれればいいよ」と新妻にそう声をかけた。

明日9日からは新人合同自主トレが始まる。「焦らず、自分のペースで、ゆっくりと自分の体に持っていけるようにしたい」。まずは2月の沖縄キャンプに照準を合わせた。【真柴健】