最強ボディーで、東京五輪出場を狙う。西武の外崎修汰内野手(26)が13日、愛媛・今治市内での自主トレを公開した。昨シーズン終了時から約5キロ増量し、現在は過去最重量となる83キロ。ティー打撃では力強い当たりを見せ「どっしりしている。地面から力が伝わっている感じがする」と手応えを口にした。

体重は増えたが「重さは感じない」と今季は30盗塁以上を目指す。自己最多の25盗塁をマークした昨季は、夏にスパイクを新調。甲をしっかり固定するタイプで歯を長くする一方、素材は軽くなった。今季も継続して使用する予定で「もっともっと(盗塁は)できる。1つ壁を越えて、レベルアップしたい」と誓う。

西武から楽天にFA移籍した浅村も合同自主トレを行うメンバーの1人。一緒にノックを受けた。西武でともにプレーした4年間で、二塁手の基礎を学んだのは浅村の後ろ姿からだった。今季のポジションについては「今のところ、内野で準備する。二塁手でいきたい気持ちはある」と言い切った。

内外野を守れるユーティリティー性の高さに加え長打力、走塁も加われば侍ジャパンの大きな武器になる。浅村も東京五輪出場を目標に掲げており「(目標が)一緒というのが、またうれしい。今シーズンに結果を残して、評価していただけたら」とさらにモチベーションを高めた。日の丸をつけて再会する。【保坂恭子】