重量打線の仲間入りだ! ロッテ中村奨吾内野手(26)が16日、沖縄・恩納村で自主トレを公開。筋肉トレーニングの成果で今オフ5キロの増量に成功し、過去最高体重の88キロで春季キャンプに臨む。「バッティングもそうですけど、守備や走塁にもつながるようにやっている。(打撃は)長打を狙うというよりも、力強い打球を意識していけば、外野の間も抜けると思うし、角度が付けばホームランも増えてくると思う」と腕をまくった。

今季は「アジャ」こと114キロの主砲井上に加え、133キロのバルガス、98キロのレアードが加入。パワーでは劣るが「出塁して走ることも意識してやりたいですし、ランナーがいれば、かえすことも意識したい」。中村奨には昨季リーグ2位の39盗塁を決めた足がある。パワーとスピードを掛け合わせる役どころは、攻撃に厚みを加える上で欠かせない。

昨季はチーム唯一のフルイニング出場。2年連続のフルイニング出場が目標だ。「1年間ポジションを譲らないという思いは去年と一緒。セカンドは中村に任せたと言ってもらえるようにやっていきたい」。ジーンズが入らなくなるほど、下半身にも筋肉が付いた。「マウエ↑」に向かって駆け上がる。【久永壮真】