阪神は17日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で阪神・淡路大震災の被災者に向け、黙とうを行った。ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)ら新人選手7人と、才木浩人投手(20)、植田海内野手(22)らの若手選手が参加。揚塩健治球団社長(57)ら職員も集まり約60人が祈りをささげた。

揚塩球団社長は「衝撃は今もしっかり残っています。思い出したくない出来事でした。しかし復興へ、これからもあの災害を忘れずに進んでいきたいと思います」と神妙に話した。

昨年は2軍監督だった矢野燿大監督(50)と2軍のメンバーで、西日本豪雨の被害にあった岡山・倉敷市内の避難所を訪れたという。「我々も野球だけでなく、少しでも災害にあわれた方の力になれることがあれば、球団としてやっていきたいと思います」と今後も寄り添っていく。