阪神2軍が3月6日に、近畿学生野球リーグの奈良学園大とプロアマ交流戦を計画していることが21日、分かった。

同大学には今秋ドラフト候補の「二刀流」菅田大介外野手(4年=京都共栄学園)がおり、実力を見る格好の場になる。

菅田は187センチの恵まれた体を持つ最速144キロ左腕。打者としても力強いスイングから長打を放つ好打者だ。外野手で3度ベストナインに輝いたが、今季は投手に重点を置き、先発機会が増える見込み。球団関係者は「スケールの大きい選手。打つ方はある程度見ているので、これからリーグ戦でどれだけ投げられるか」と期待している。

阪神は昨年9月、大阪ガスとのプロアマ交流戦を開催。ドラフト1位の近本も出場しており、当時2軍監督だった矢野監督に「素晴らしいパフォーマンスを出せる選手だ」と印象づけ、指名にこぎ着けた。菅田も同じく、実力を間近でチェックする。

◆菅田大介(すがた・だいすけ)1997年(平9)12月27日、大阪府八尾市生まれ。金田小2年で野球を始め、庭窪中では大阪東淀川ボーイズに所属。京都共栄では主に野手でプレー。奈良学園大では1年春から外野レギュラーでベストナイン3度。投手としては2年秋のリーグ戦で初登板。通算6試合で0勝2敗。187センチ、80キロ。左投げ左打ち。家族は両親。