虎の新助っ人コンビが優勝に貢献すると誓い合った。阪神の新外国人ピアース・ジョンソン(27=ジャイアンツ)、オネルキ・ガルシア(29=中日)の両投手が28日、兵庫・西宮市の球団事務所で入団会見に臨んだ。右のセットアッパー候補のジョンソンは、阪神OBであるマット・マートン氏(37)からの助言を胸に来日。フル回転でチームに全力貢献する。

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インパクト抜群だ。ガルシアがド派手なスタイルで会見場を沸かせた。「妻が選んでくれた」という純白のジャケット。髪形はいつもの金髪&モヒカン姿で登場した。昨季中日で13勝を挙げた左腕は「今年はもっと投げられるようにと思って強化してきた。タイガースの一員になれてうれしい」と自信満々の笑顔。「チャンピオンリングがほしい。それに向けて全力でやっていきたい」と、意気込んだ。

ニックネームは「衛星」を意味するスペイン語で「Satelite」(サテリテ)。人工衛星のように速い球、速い足という意味合いがあるようで「小さい頃からのあだ名。ここでもそう呼んでほしい」とファンにお願いした。故星野氏が背負った背番号77をつけることになり注目されたが、「自分のなかではラッキー番号は7。70は無理だったので7をあわせた77番」と、選んだ経緯を明かした。

昨季13勝のうち広島、巨人から3勝ずつをマーク。巨人の本拠地東京ドームでは16イニングを投げ、失点、自責点とも1で防御率0・56と圧倒的な数字を残した。「2年目というのはすごく大切だし難しい。去年以上にやっていかないと成績は出ない」と進化を誓った。