満を持して南国沖縄へ向かう。日本ハムのドラフト1位、吉田輝星投手(18=金足農)が30日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で、新人合同自主トレを打ち上げた。

キャッチボールでは同期の柿木相手に、遠投で力強い球を披露。「すごく充実した1カ月だったなと思います。1日1日達成感があったり、あっという間でした。(自己評価は)80点」と笑顔で話した。

今日31日には、人生で初めて沖縄の土を踏む。「楽しみです。“たそがれる”のが好きなので、ぼーっと海を見て、砂浜でゴロゴロしたいなと思います」。キャンプ地・国頭は、右翼席後方にビーチがある。練習を終え、宿舎まで約1キロの海沿いを歩いて帰るころには、ちょうど夕日がきれいなたそがれ時となり、疲れた心身を休ませる大切なひとときとなりそうだ。

2月2日にはブルペン投球、同16日には紅白戦も予定されている。「自分のスタイルは変わらないと思う。すべて見せられたらいい」とすでに気合は十分。「紅白戦も近くなってきてますし、暖かいので、捕手を座らせて試合のような投球が出来たらいいなと思います」。約1カ月間の沖縄生活。心を癒やしながら、1年間を戦い抜く体をつくりあげる。【山崎純一】