2年目の広島遠藤淳志投手が、上々の1軍デビューだ。9日、2軍から呼ばれてブルペン入り。佐々岡真司投手コーチらが見守る中、ワインドアップから変化球を交えジャスト100球を投げた。「1軍で投げるのは初めてなので緊張しました」。

佐々岡コーチは「雰囲気がある」。受けた石原慶幸捕手は「真っすぐがよかった。カーブも腕がよく振れていて、ボールが遅れて出てくる」と評価した。

血染め投法だ。ボールをリリースした後に親指の爪が薬指の第1関節付近に当たり、しばしば出血する。この日は30球目あたりから血が出はじめ、ユニホームの右ももの部分に血痕がついた。「調子がよくても血が出たり出なかったりするので、この子(薬指)に聞かないと分からないです」と笑った。緒方監督は、11日の紅白戦で1イニング投げさせることを明言。15日からの沖縄2次キャンプ切符に王手をかけた。