支配下いける! ソフトバンク育成選手の周東佑京内野手(23)が20日、バットと足でアピールした。

紅白戦に「9番左翼」で先発出場。3安打1四球と全打席で出塁し、2度ホームを踏んだ。「全打席で出塁できたのはプラス。足が武器なので生かしていきたい」と胸を張った。

圧巻は5回だった。三塁線へ鋭いライナーを打つと、西田が打球をはじいた。一塁ベースを蹴り、あっという間に二塁に進んだ(記録は内野二塁打)。さらに暴投で三塁へ。続く田城の平凡な二ゴロでは好スタートを切った。堅守の高田は本塁へほぼ完璧なストライク送球だったが、タッチをかいくぐり生還。俊足を最大限に生かし、決勝点をもぎとった。

50メートル走は5秒7。1年目の昨季はウエスタン・リーグ盗塁王を獲得した。工藤監督は「足の速さはチーム一。普通ならアウトのところをセーフにするのはアピールポイント」と絶賛。内外野両方守れるのも強み。開幕前の支配下登録に前進した。