昨季のセ・リーグ新人王、DeNA東克樹投手(23)が4日、開幕に間に合わない見通しとなった。ベイスターズ球場で1軍投手練習を視察した三浦1軍投手コーチは、開幕投手候補について問われ「東? 東はないよ。試合のめどまでいっていない」と話した。

昨季チームトップの11勝を挙げ、開幕投手の最有力候補に挙がっていた東だが、左肘違和感のためキャンプは2軍だった。2月下旬にブルペンで立ち投げを再開。最近になって座った捕手を相手に直球のみ30球の投球を行うなど、順調に回復しているが、首脳陣は焦らせない方針。同コーチは「遅れているけど、ステップアップはしている。(実戦については)状態が戻った時に考える」と明かし、実戦復帰は4月以降となる見込みだ。

これまで開幕投手は、ラミレス監督が決定権を持っていた。昨年は同監督が石田とディナーを囲み、大役を通達した。今年は選考が三浦コーチに一任されている。「俺はブログで発表しようか」とジョークを飛ばし、広報から「駄目でしょ」と突っ込まれた番長。「まだ誰か決めていないし、どうやって言うかも考えていない」とした。石田、今永、浜口、2軍調整中の井納ら候補者を吟味する。