DeNAドラフト1位ルーキーの上茶谷大河投手(22=東洋大)が、中日の主力を相手に4回パーフェクトに抑えた。

平田、アルモンテ、ビシエドらを相手に最速145キロの直球とカットボール、スライダー、チェンジアップで翻弄(ほんろう)した。1点リードの2回2死走者なしからは、高橋を真ん中低めのチェンジアップで空振り三振。腰を引かせた。

これで対外試合デビューとなった2月20日のロッテとの練習試合(2回パーフェクト)同26日の韓国KIAとの練習試合(2回1安打無失点)に続き、8イニング連続無失点。ルーキーらしからぬ堂々たる投球を披露し、4回52球無安打無失点の内容でマウンドを降りた。

試合前から同じ東都リーグ出身で、日大卒の中日京田との対戦を心待ちにしていた。0-0の1回先頭で一度だけ対戦し、カットボールで一ゴロに抑えた。「ガチガチに三振を狙いに行ったんですけど、自分では内角のいいコースにストレートを投げても、簡単に空振りを奪えない。ストレートを多めに投げたんですけど、結果的に変化球でした」と苦笑いを浮かべていた。