楽天福井優也投手(31)は、開幕前最後となるオープン戦登板を5回途中4安打2失点で終えた。

昨季の日本一球団に対し「いい打者が多い。僕くらいの投手では、ガンガンいかないとやられてしまう」。シュートで強気に内角を突き、最速147キロを計測した直球や持ち味のフォークが威力を増した。相手に意識を植え付けるだけでなく「(厳しく投げた分だけ)直後に投げるボールが多少甘くなってもいい、と自分を楽にする投球ができた。打者に向かっていけた」と納得の表情で話した。

5四死球を与えたことにも「ビビって四球、とかじゃない。その後を抑えられれば」と自分の中で消化して修正を誓う。平石監督も「普通に考えたら(開幕ローテに)入ります。僕の中では、キーマンだと思っている」。開幕投手の岸を除いては初めてローテ入りを明言した。