中日柳裕也投手(24)がオープン戦最終戦に先発した。2回1死一塁から四球を挟んで4連打を浴び4失点。5回7安打4失点でマウンドを降りた。

「2回はゾーンを狙い過ぎて苦しくなった。悪いところが出た。今日で体感できたので、反省して同じことはしないようにしたい」と、柳は集中打のシーンを振り返った。「ファウルを打たせてカウントを取れた」と、3回以降は1安打無失点と修正した。

この日は、母校横浜(神奈川)が、センバツの1回戦第2試合に登場したが、明豊(大分)に5-13で敗退。エース及川雅貴(3年)が3回途中で5失点KOされた。報道陣から敗退を聞かれ「試合前まで見ていました。負けたのは知らなかった」と寂しげな表情をのぞかせた。

柳のシーズン初戦は、31日のDeNA戦(横浜)だ。「(今日の結果に)悲観的になりすぎてもいけない。結果を反省して、前向きに開幕を迎えたい」。先輩が残した言葉は、夏の甲子園への後輩たちのエールにも聞こえた。