守備でみせた。ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)がオープン戦最終戦の巨人戦に途中出場。

安打こそ出なかったが、超ファインプレーで東京ドームを沸かせた。7回1死三塁、巨人坂本勇の中堅後方への飛球を落下点へ一直線に背走した。三塁走者のタッチアップ警戒で浅めの守備位置を敷いていたが、フェンス際でスーパーキャッチした。「目を切って追う練習をしていて、成果がでた。まだ完璧じゃないのでしっかり練習したい」。後方の打球に強ければ守備範囲は広まる。アピールポイントの1つだ。

オープン戦では盗塁を決め、守備でもみせた。一方で打撃は32打数7安打の打率2割1分9厘。「自分の力はほぼ100%出し切れた。今の力はこんなものなので、もっと力をつけたい」。高卒新人で開幕スタメンなら、球団では65年山崎裕之以来54年ぶり。人事を尽くして天命を待つ。