オリックス山岡泰輔投手が開幕戦の呪縛を解く。開幕戦は12年から球団ワーストの7連敗中。

先発の2枚看板である金子、西が抜け、チームは若返りを図った。開幕投手を託された山岡は「そろそろ止めないといけない。チャンスをもらったので止めたいと思います」と覚悟を口にした。

山岡は昨季の日本ハム戦に4試合登板。3勝を挙げ、防御率も1・05と相性は抜群。日本ハム戦へ向け、警戒している選手に西川を挙げ、「西川さんは盗塁もあるし、1本で返ってくることができる。ランナーで出したくない」と気を引き締めた。22日の阪神戦で守備の怠慢プレーにより、開幕投手剥奪のピンチに陥った。猛省したことで、あらためて指名を受けた。山岡は「あらためて自覚を感じることができた。準備はできています。全力でやるだけです」と気合十分。二転三転の開幕投手が、19年のスタートダッシュへチームを導く。

チームはオープン戦で打率、防御率ともに12球団トップで開幕を迎える。西村監督は「はっきり言って手応えは感じています。全員で競争しながらレベルを上げていってくれているなというのは感じてきた。いけると思います」と不敵な笑みを浮かべた。手応え十分の新生オリックスがベールを脱ぐ。