楽天が想定外のアクシデントに見舞われた。

移籍後初の開幕投手を務めた岸孝之投手(34)が緊急降板。「4回に(足が)つりそうな感じがあった」。そのままマウンドに上がった5回、1死からロッテ藤岡へこの日の53球目を投げたところで、自らトレーナーを呼んだ。左太もも裏を気にするしぐさを見せながらベンチ裏へ引き揚げたが「初めての場所なので分からない」。試合後は「大丈夫じゃないですか」とも話し、しっかりとした足取りでバスへ乗り込んだ。

チームは6回に石橋が3ランを浴びて逆転負け。岸は「チームに迷惑をかけた」と自らを責めた。少なくとも、次回登板の4月5日オリックス戦については代役を立てることになる見込み。エース則本昂が右肘手術で前半戦絶望となっており、伊藤1軍投手チーフコーチは「彼らの穴は簡単には埋まらないけど、いる投手全員で」と奮起を願った。